2012年11月8日木曜日

「オーパ!」 存在 開高健の遺言

「弊社EstateはAmazonにて好評発売中です」



「やってみなはれ みとくんなはれ」
を書いた 芥川賞作家 開高 健は 筋金入りの 呑んべいであり 助平であり
食い意地の張った 永遠の釣りバカの少年だったのだとGは思います。
その様子は この本で うかがい知ることができます。
Gがまだまだ 青二才の頃に この本を読み そして 胸を躍らせたものです。

文学界の巨匠でありかつ 釣りバカの少年であった開高が マス目を埋める日常に飽き、
倦むと、刺激を求め 世界の大河に赴き そして 大魚と格闘する。

土地の歴史を知り 大地の匂いを嗅ぎ 地の酒と産物を喰らい その河の主たる
大魚の情報収集に執拗かつ綿密に勤しむ。

大河の主をchase し 主とのfightを楽しむ。
旅先の政治 経済 女 社会の表裏 貧富格差矛盾 喜怒哀楽 眼鏡の奥から 
静かに俯瞰する。

助平Gが若い頃に 愛読した一冊です。

「旅」を愛する方 特に「旅」に出たくても出られない方
そして巷の「釣りバカ」には お奨めの一冊です。

Gとしては 平成生まれの 若い世代にも 語り継ぎたい一冊でもあります。

開高 健が生前に 作った 「編集者マグナ・カルタ九章」があります。これは編集者の
心得を綴ったものですが Gのような不良中年には これが実に胸に響くのです。

読め。
耳をたてろ。
眼をひらいたままで眠れ。
右足で一歩一歩歩きつつ、左足で跳べ。
トラブルを歓迎しろ。
遊べ。
飲め。
抱け。抱かれろ。
森羅万象に多情多恨なれ。
補遺に一つ。

女に泣かされろ。

0 件のコメント:

コメントを投稿